「うちわ」の由来について
2015年9月3日
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今回は、「うちわ」の由来について少々。
「うちわ」(団扇)はもともと大型で「はらう」「かざす」を目的に
儀式や祈祷の際に使われていたものが原型とされています。
言われてみれば、お寺での葬儀や祈祷の際に大きなものを使っているのを
どこかで見たことがありますよね。
現在のような涼をとる際や仰ぐ際に使われるようになって
江戸時代にようやく大衆化していったということです。
語源はもともとの使われ方である儀式や祈祷の際の「翳す」(かざす)、
ハエや蚊などを打ちはらう「打ち翳」(うちは)が
「うちわ」になっていったというのが一般的なようで、
漢字の「団扇」は中国の熟語が由来だそうです。
いわゆる「熟字訓」なのだそうです…。
(※「熟字訓」は説明すると長くなるので、
みなさんでちょっと調べてみてください。)
当社の「紙うちわ」は指を入れる穴が開いている丸い厚紙で、
柄は付いていないシンプルな形状です。
団という字が「丸い」を意味するようなので、
丸い扇という形状だけを見れば「団扇」という漢字が
ピッタリなのかもしれませんね。
「紙団扇」とでも商品名変更しますか、ダメかな?