印刷のはなし1
2015年9月7日
こんにちは!!
前回は、スクラッチ部分の中身が数種類ある場合は料金が変動する
という事をお伝えしましたが、今回はその理由について
かんたんに説明していきたいと思います。
が、
かんたんにお伝えするつもりがとても長くなりそうでしたので、
2回に分けていきます(^_^;)
今回は、基本となるオフセット印刷の流れについてです。
まず、スクラッチに限らずオフセット印刷の場合は、
印刷に必要な刷版を作る必要があります。
この際に、効率よく印刷するため、当該案件に対して適宜サイズの
印刷用紙上に収まるようカードのデータを適宜数並べます。
これを面付け(めんつけ)といい、面付けされた刷版を出力し
次の印刷工程へ進みます。
ここからは、具体的な例としてオフセット印刷によるカードの印刷で
部数16,000枚の場合を仮定して見てみましょう。
この場合、適宜サイズの印刷用紙上に収まるよう、
カードのデータを16面面付けして刷版を出力します。
(下記の図は面付けのイメージです)
そして、その刷版を印刷機にセットし、
紙を一枚通すと印刷用紙に16枚分のカードが印刷されます。
今回の場合、16,000枚必要ですので、
16面付けされた刷版をセットした印刷機に用紙を1,000枚通すと
16面×1,000枚=合計16,000枚分のカードが印刷されるというワケです
(^_^)v
印刷終了後は、乾燥させてから指定のサイズに断裁し完成です!!
以上が、オフセット印刷の基本的な流れとなります。
実際はもっと細かい点もいくつかありますが、
なるべくシンプルに記載しました。
次回は、こちらをもとにスクラッチ部分の中身が数種類ある場合に
料金が変わる理由をお伝えしていきます(^O^)/