平網とはなんだ
2016年1月20日
こんにちわ!
削りカスがでないスクラッチ印刷では、スクラッチ部分の隠し文字について
10ポイント以上の太めのゴシック系をおすすめしております。
これは、文字が小さかったり細すぎたりすると
スクラッチ部分をこすった時に文字が見えにくくなる場合があるためです。
また、隠し文字の平網の%は「スミ50%」にて作成いただいています。
スミ50%というと、Illustratorで色をスミ(CMYKのK)1色にして
濃さを50%にしたものですね。
では、平網ってなんの事でしょうか?
印刷物はアミ点と呼ばれる細かい点の集まりで色を再現していて、
薄い色はアミ点が小さく、濃い色になるにつれアミ点が大きくなります。
そして、それにより白い部分と点とのバランスで色の濃淡がつくのです。
平網とは、上記のようなアミ点で塗られた罫線や面、
またその網のことをいいます。
反対に、スミ100%などインキ濃度が100%の色は
「ベタ」といわれています。
ただ、Illustrator上ではスミ100%はアミ点なしのベタに見えても、
仮にスミ50%をどんなに拡大してもアミ点は見えません。
これは、印刷前のデータ出力工程においてアミ点化されるためです。
ちょっとザックリな説明になりましたが、
身の回りにある印刷物を虫めがねなどで拡大して見ると
印刷物が点々で出来ているのが見えておもしろいですよ(^O^)/