印刷する用紙選びに迷ったら
2016年7月4日
デザインデータは、すでに作成済みで、
いざ印刷をお願いする際、紙はなにを選べばよいか、
どれにしたらよいのかと迷う場合があるかと思います。
紙にはさまざまな種類があります。
表面に凹凸のある紙や、紙自体に色が付いている紙など・・・
そこで、代表的な用紙3種類
「 コート紙 」・「 マットコート紙 」・「 上質紙 」を紹介します。
紙の違いについて
■コート紙
コート紙の特徴は、紙の表面に、コート剤を薄く塗布していますので、
光沢感があります。滑らかでツヤのあるつるつるとした手触り感があり、
発色性に優れているので、写真を綺麗に再現でき、インクが乾きやすく、
お急ぎの場合にも対応が可能です。
なお、ボールペンや鉛筆での書き込みには不向きです。
■マットコート紙
マットコート紙の特徴は、コート紙と同じように表面の加工を施していま
すが、光の反射を抑えるようにコーティングされているのが特徴です。
コート紙ようなのツルツルとした感じを抑えていますので、
しっとりとした質感と手触りで、落ち着いたイメージに仕上がります。
色の発色性はコート紙に近いのですが、コート紙よりも落ち着いた雰囲気
に仕上がり印刷された部分とされない部分のコントラストが出るので、
高級感が生まれます。
インクの乾きは、コート紙と比較すると乾きづらいです。
ボールペンや鉛筆での書き込みは、コート紙と比べると書きやすいです。
■上質紙
上質紙の特徴は、コート紙やマットコート紙のような表面加工を
施していないため、ザラザラした質感があります。もっとも身近
なものとしては、コピー紙やノートなどに使用されています。
インクが紙に吸収しやすいので、色の沈みによって
暗く見えることがあり、コート紙やマットコート紙に比べると
発色は落ちますが、温かみのある優しい風合いの印象になります。
ボールペンや鉛筆での書き込みは、もっとも相性が良い紙になります。
用途について
コート紙:
新聞の折り込みやポスティング用チラシ
女性紙やカタログ誌などの写真を多用する雑誌
ポスター、パンフレットにも最適です。
マットコート紙:
パンフレット、リーフレット・名刺などにもおすすめです。
上質紙:
書籍・広報誌・会報紙・チラシ・ポスター・
カレンダー・コピー用紙など、手書きを目的した用途におすすめです。
まとめとして
コート紙、マットコート紙、上質紙と代表的な3種類の用紙を
説明させて頂きました。
紙質によっては、同じデザインでも印象が変わってきます。
印刷したら“思っていたイメージと違った”となる前に、弊社では、
実際の紙に印刷した印刷品質見本等の資料一式をご用意しています。
印刷品質見本は、同じ写真をコート紙とマットコート紙で印刷して、
左右に並べて、違いを比べられるようにしてあります。
ぜひ、ご参考にしていただければと思います。
お気軽にお問い合わせください。