つるつるした紙って?(コート紙/アート紙)
2016年9月17日
よく印刷を依頼される際に
「つるつるした感じの用紙で」など
問い合わせをいただきますが、
こちらの場合、大半はコート紙が該当します。
一言でコート紙といっても、
薄いものから厚いものまで様々な種類があります。
商用印刷では再現性に優れているため、
使用される用紙では一番多いものとされています。
コート紙とは、一般的には上質紙か
中質紙をベースにして、コート剤を表面に塗工した用紙で、
仕上がりが良いので一般的な印刷用紙として最も多く
使われているものです。
また似たような用紙としては、アート紙や
アートポスト紙などがあります。
アート紙はコート紙と比べ、ベースとなる紙に
上質紙を使用し、コート紙よりも塗工量が約2倍の加工紙で、
印刷仕上がりの良さを求められる美術全集やカタログ、
ポスター、写真集等の高級カラー印刷に使用されます。
またアートポスト紙は、アート紙の一種で、
通常四六判160kg以上の厚さのものを言いいます。
主にポストカードなどに用いられていたことから
きているようです。
普段目にするものとしては、
一般商用印刷物の代表となる
チラシなどで使用されるケースが多い、
街中で見かけるポスター、またパンフレットや
リーフレットなどでも使用されており、
幅広い用途で使用されている
代表的な用紙の一つです。