印刷物がギザギザに見える?
2016年9月17日
以前に印刷物の罫線がギザギザに
見えるのですが、何故ですか?
というお問い合わせがありました。
印刷物はアミ点と呼ばれる細かい点の集まりで
色を再現しています。
薄い色はアミ点が少なく、濃い色になるにつれ
アミ点の数も増えていきます。
カラー印刷ではCMYK(青・赤・黄・墨)の4色で
再現されています。
4色印刷の際は、CMYKそれぞれの
アミ点に角度をつけています。
基本的にはC15度、M45度、Y90度、K75度となります。
1色刷りに関してはアミ点を45度の角度で
印刷するのが一般的となります。
さて問題の罫線になのですがですが、
データを確認してみると、
K40%の設定になっていました。
Kなので角度は75度のアミ点となります。
薄いアミ点で75度や15度の角度の場合、
罫線にした時にアミ点が均等に並ばないことにより、
ギザギザに見えてしまうことがあります。
改善方法としては、アミ点の角度を45度や90度に変更したり、
色を濃くしてアミ点の隙間を減らすことにより解消されます。
今回は罫線の色を濃くする事で改善できました。
実際に印刷してみないとわからない場合が大半ですが、
気になる場合、場合によっては解消できる場合もありますので、
ご相談下さい。