印刷用紙について
2016年11月7日
印刷する用紙の種類にはさまざまなものがあります。
商業印刷で一般的に使用される用紙としては、コート紙やマットコート紙、上質紙になると思います。
また、用紙の質についても大きくはこの3種類に分けられると思います。
それぞれがどの様な用紙なのかは、次のように簡単にまとめてみます。
コート紙とは、上質紙・中質紙の表面にコート剤を塗布して表面を滑らかにした用紙です。
また、手触りも少しツルツルとした感じで、表面は微光沢がある用紙です。
主にカタログやチラシ、パンフレットなどに使用されています。
マットコート紙とは、コート紙よりも表面の光沢が抑えられ、しっとりとした落ち着いた質感の用紙です。
コート紙に比べて印刷後のインキの乾きが遅い用紙でもあります。
主に落ち着いた感じに仕上げたいカタログやチラシ、パンフレットなどに使用されています。
上質紙とは、表面がコート剤などでコーティングされていない非塗工紙の用紙です。
手触りは、コート紙やマットコート紙よりも少しザラザラとした感じで、表面の光沢もない用紙です。
筆記性が良くボールペンや鉛筆で書きやすい用紙でもあります。
主に書籍の本文や広報紙、単色のチラシなどに使用されています。
その他に良く使用される用紙には以下のような用紙があります。
アートポスト紙
コート紙と同じような用紙ですが、厚めでしっかりとした感じの用紙です。
主にポストカードやカタログ、ポケットフォルダーなどに使用されます。
マットポスト紙
マットコート紙のような質感ですが、厚めで高級感のある感じの用紙です。
主に名刺やポストカード、カタログやポケットフォルダーなどに使用されます。
ミラーコート紙
コート紙よりも更に光沢があり高級感のある用紙です。
主に名刺やポストカード、カタログの表紙などに使用されます。
色上質紙
上質紙の質感で色がついた用紙です。
チラシやパンフレット、封筒や書籍など幅広く使用されます。