観音折りパンフの注意点
こちらは紅葉が始まりかけた9月初旬の山の写真です。
今回はこちらを利用して観音折りの説明をしたいと思います。
観音折りとは印刷物の折り加工の一種で、
印刷された用紙を観音開きになるように折る加工となっており、
コンパクトな印刷媒体に仕上げられるため、主な用途として
リーフレットなどによく使用される折り加工です。
観音折りには、片観音折り、両観音折りといった種類があり、
作成する印刷物の情報量やご希望の仕上がりイメージによって
使い分けることができます。
片観音折りは、別名として巻き三つ折りと呼ばれている折り方で、
リーフレットにおける定番の折り加工となっています。
仮にA4の印刷物を片観音折りにすると、仕上がりが100mm×210mmとなり、
裏表あわせて6面(ページ)からなるリーフレットになります。
一方、両観音折りはその名の通り左右両方が開く折り方で、
こちらもリーフレットやパンフレットで定番の折り加工です。
仮にA3の印刷物を両観音折りにすると、仕上がりが106mm×297mmとなり、
裏表あわせて8面(ページ)からなるリーフレットになります。
どちらも共通して注意しなければならないのが、
内側に折り込まれる面です。
なぜ注意が必要かというと、製本加工時に寸法が同じになった場合、
仕上がり時に内側にくる面が角折れしてしまい、めくれたように
なってしまいます。そのようにならないよう通常は2mm程度小さく
作成する事で折れ曲がりを防止できます。
以上の事を踏まえ、デザイン制作時にはぜひご注意ください。
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