チケットなどで使用されるミシン目について
こちらは宮城の石巻にあるサン・ファン・バウティスタ号の写真です。
仙台藩初代藩主・伊達政宗が江戸時代初頭に建造した、
約500トン級で最初の日本製西洋型軍船といわれています。
サン・ファン館に隣接されていますが、入場するには
チケットを購入すれば、見る事ができ、季節によってはこのように
イルミネーションを施され、きれいに見る事ができます。
ミシン加工の印刷物といえば、入場券、乗車券、
食券などチケットを指す印刷物です。
日常でも小規模~大規模なイベントなどでの入場の際には
欠かせない印刷物でもあります。
イベントで使用されるチケットは、入場の際に半券を切り取られます。
半券は切り取りやすくするためにミシン目加工を施しています。
加工の工程として、ミシン機と呼ばれる機械にミシン歯を装着して、
印刷機で印刷するように1枚のシートにミシンを入れていきます。
順番としてチケットを作成する場合、最初にミシン加工を行い、
その後に規定のサイズに裁断して仕上げていきます。
また用紙によっては切れやすいや切れにくいといったケースがあります。
一般的には用紙が厚くなると切れにくく、薄いと切れやすくなる傾向に
あります。イベント前にチケットの半券が取れてしまうと
大変な事になります。
トラブル回避としては、用紙が厚い場合、ミシンの方向に対して紙目を
合わせてやると比較的切れやすくなります。
薄い場合は逆にミシン方向に対して逆さ目に入れてやると
強度が高くなります。
他にはリーフレットやチラシなのにも、返信用はがきなどを
組み込んだ印刷物もたまに見かけます。
この場合はL字型にミシンを入れるのですが、ミシン機で
L字になるように歯を組みつけて1枚ずつ入れていきます。
ミシン加工といっても様々な仕様がありますので、
機会があれば切り目などを確認しても面白いかもしれません。
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